こんにちは!現役保育士のayaです。
大変さが語られることの多い保育士の仕事。
確かに毎日が分刻みで進んでいるような忙しさ。子どもの命を預かる責任の重さ。
保育士の大変さは日々感じています。
しかし保育士は、それ以上にやりがいと魅力に溢れる仕事です。
これから保育士になりたい!と考えている方、保育士への復帰を考えている方に読んでほしい、保育士という仕事の魅力について説明しますね。
保育士の仕事で大変なこと
保育士として働く中で、私が特に大変だと感じる部分を5つ紹介します。
保護者対応
保育士の仕事の1つである保護者対応は、子どもとの関係に直結します。
保護者とは良好な関係を築きたいところですが、時にはやり取りが上手くいかず、クレームが発生したり、無理な要望を言われたりすることも。
私は保護者からのクレーム対応では「泣かない」「笑わない」「まずは保護者の話を最後まで聞く」を心がけています。
しかし、大きな声で怒鳴られ恐怖を感じたことも…。
保護者にも色々なタイプがいますので、同じように対応しても違った受け取られ方をされる点はやはり大変ですね。
責任重大
保育士は子どもの命を預かる、責任の重い仕事。
保育中に怪我をさせないように、事故が起こらないように、常に気を張っています。
更には、保育士の関わり方が子どもの成長に大きな影響を及ぼします。
言葉掛けや対応の1つひとつに責任があるのです。
心身とも疲れている時は特に、その責任の重さに押しつぶされそうになることもあります。
事務仕事の多さ
保育士がやるべき事務仕事は数えきれないほどあります。
- 年間カリキュラム、月案、週案の作成
- 連絡帳、保育日誌の記入
- 行事計画の立案
- 子どもの個人記録の記入
- 毎月のお便りの作成
- 午睡時の睡眠チェックの管理
- 園独自の事務仕事
ざっと挙げただけでも、これだけの事務仕事があります。
保育中に全てを終わらせることは難しいため、多くの保育士は残業をしてこれらの事務仕事を終わらせます。
終わりの見えない仕事量に愕然とすることも少なくありません。
同僚との人間関係
保育をする上で保育士同士のチームワークは不可欠です。
しかし複数担任の場合、保育観が違う保育士同士が意見交換をしながら、チームワークを築いていくのは至難の業。
時には意見がぶつかり、険悪な雰囲気になることもあります。
担任同士の関係が子どもに影響することもあります。
保育園は上下関係が厳しいため、人間関係の悩みは離職理由の上位です。
プライベートな時間が確保できない
勤務時間中に仕事が終わらず、残業や持ち帰って仕事をすることも多い保育士。
私が以前働いていたブラック保育園では、残業や持ち帰り仕事は当たり前でした。
勤務時間中の保育を終えてから残業をこなし、帰宅すると疲れ切っている。
そんな状態が毎日続いて、かなり辛かったです。
休みの日も、持ち帰り仕事の目途を付けることが第一優先。
行事前は、休日返上で同僚と自宅に集まって作業をすることもありました。
保育士は大変だけど、やりがいは十分!
保育士の大変さを紹介しましたが、それでも私が保育士を続けているのには理由があります。
それが保育士のやりがい。
大変さが吹き飛ぶくらい、保育士はやりがいのある仕事です。
子どもにとって大好きな存在になれる
保育士の1番のやりがいは、子どもに好かれることです。
子どもが好きで選んだ保育士の仕事。
子ども達に「先生大好き!」と笑顔を向けられれば、疲れも一瞬にして吹き飛びます。
私が常に心掛けていることは、お父さん、お母さんの次に大好きな大人になること。
そのためには、子どもと全力で遊んで関わる必要があります。
その関りの結果、子どもにとって大好きな人になれることは大きなやりがいです。
子どもの成長を間近で感じられる
子ども達は日々成長しています。
その成長を間近で見られるのは保育士の特権。
- 昨日までハイハイで過ごしていた赤ちゃんが今日初めて立てた
- 初めて「せんせい」と言ってくれた
- 初めて苦手な野菜を食べることができた
- 昨日までできなかったパズルを1人で完成させられた
- 鉄棒で前回りができた
こんなにも子どもの初めてを近くで感じられる仕事は、保育士だけではないでしょうか?
その成長を子どもや保護者と一緒に喜び合えることも保育士のやりがいです。
保護者からの信頼を感じられる
保育士の大変さの1つでもある保護者対応。
保護者との関係作りは、どれだけ保育士としてのキャリアを積んでも難しいものです。
その分、保護者からの信頼を感じられたときの喜びもひとしお。
私は子育ての悩みを相談してもらえたり、「いつもありがとうございます」と言ってもらえた時には「がんばってきてよかった」と心から感じます。
1年間を終えた時に「先生のクラスで良かった」と保護者に思ってもらえることが、密かな目標です。
大きな行事を成功させたとき
保育園の行事は子どもだけではなく、保育士にとっても一大イベント。
その日のために、前々から計画を立て作り物の準備をして、子ども達と練習を重ねて当日を迎えます。
行事前は残業や持ち帰り仕事も増え、大変です。
しかし、その大変さも子ども達の楽しそうな様子、精一杯頑張っている様子が見られるとやりがいに変わります。
行事が成功すると、子ども達や保育士同士の絆も深まりますね。
その経験は保育士としての成長にもつながり、やりがいを持って保育や次の行事へと向かうことができますよ。
頑張ったぶんだけ子どもは答えてくれる
子どもは保育士が頑張った分だけ必ず答えてくれます。
私が保育士1年目の頃に、先輩保育士から言われて手作りおもちゃを作ったことがありました。
まだ、保育士になって3か月。
日々の仕事に慣れるので精一杯で、正直に言ってしまうとおもちゃを作る余裕も時間もありませんでした。
初めは先輩に言われたから仕方がなく、おもちゃ作りの計画を立てたのです。
その時に受け持っていたクラスは0歳児でした。
作ることにしたおもちゃは、ミルク缶を使った布の引き出しおもちゃとペットボトルのガラガラでした。
ガラガラは簡単ですが、ミルク缶を使ったおもちゃは時間が掛かり、作ろうと決めたことを後悔したほどです。
しかし、先輩にも作ると言ってしまっていたので作らざるを得ない状況に。
自宅でも作業をして何日もかかり、なんとか完成!
翌日、保育園に持っていきました。
すると、子ども達がどんどん集まってきて取り合いになるほどの人気おもちゃになったのです。
これが、初めて私が感じた「頑張ったぶんだけ子どもは答えてくれる」経験でした。
ミルク缶のおもちゃはその後個数を増やし、1年を通して子ども達に遊ばれ続けました。
大変な事務仕事も同じです。
計画を立てることで子ども達が楽しく過ごせると考えると、やりがいを持って取り組むことができますよ。
すべてが子どもの成長に繋がる保育士の仕事は、やりがいに溢れている
保育士の1番の魅力は、全ての仕事が子どもの成長に繋がっていること。
大変なこともたくさんありますが、その結果として子どもが楽しく過ごせる。
その経験が子どもの成長につながると考えると、やりがいを持って仕事ができます。
子どもは日々違った表情を見せてくれます。
仕事がマンネリ化することはありません。
毎日が発見の連続ですよね。
自分の頑張りが、子どもの様子や保護者との関係の中で見えることも魅力の1つ。
他の仕事のように、頑張りが売り上げにつながるなどの目に見える成果はありません。
でも日々の保育や行事を通して、成果を実感できますよ。
まとめ
保育士は大変さもあるけれど、やりがいと魅力に溢れています。
- 大好きな子ども達にとっての大好きな存在になれる
- 頑張った分だけ保護者に認めてもらえる
- 行事を通して同僚との絆が深まる
私は今の保育園に転職したことで、保育士のやりがいを感じながら働くことができています。
やりがいを感じながら仕事できる保育士に戻りたいけど、ブランクが不安…という方もいるでしょう。
ブランクの不安を解消して、保育士に復帰する方法も併せて参考にしてくださいね。
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