保育士なのに子どもにイライラしてしまう…対処法と叱り方のコツ

保育士なのに子どもにイライラしてしまう…対処法と叱り方のコツ

保育士はいつも笑顔で、子どもの気持ちに寄り添って接する。
それが理想ですが、保育士だって人間。
私も子どもにイライラしてしまうことはあります。

しかし子どもにイライラした時にどう対処するかが、保育士の腕の見せどころ。
気持ちを落ち着かせる方法を知っていれば、子どもへのイライラは軽減できます。

また子どもが間違えた時に叱り、正しい方向へ導くことも保育士の役割。

失敗を繰り返しながら学んでいく子どもの成長を手助けするために。
イライラに対処しながら、適切に叱るコツを紹介します。

子どもにイライラしたらどうすればいいのか

子どもにイライラしたらどうすればいいのか
子どもにイライラした経験は私にもたくさんあります。

  • 友達を押す。噛みつくなど、怪我に繋がる行為を繰り返す子どもにイライラ
  • 集団活動時に話を聞いてくれない子ども達にイライラ
  • 遊具で危険な遊びをする、物を投げるなど危険な遊びを繰り返す子どもにイライラ
  • トイレに行かない、着替えをしないなど身の回りのことが進まない子どもにイライラ

子どもにイライラすることなんて日常茶飯事。
ただ、プロの保育士としてそのイライラを表に出さないように気を付けていました。

私がどのように自分の気持ちを落ち着け、対処したかを紹介します。

大きく深呼吸し、子どもを見ると冷静になれる

子どもにイライラした時には、まずは深呼吸。
自分の気持ちを落ち着けるために1番シンプルな方法です。

大きく深呼吸をすると、イライラがクールダウンします。
状況が冷静に見られるようになるんです。

例えば、集団活動で話を聞いてくれない時には、深呼吸をして改めて子どもの様子を見てみます。
すると子どもの気持ちが保育士に向いていないことに気付くはず。

保育士の話を一方的に聞かせるのではなく、まずは子どもの好きな手遊びや歌で気持ちを保育士に向けてから話を始めると、冷静に対処できますよ。

無理にでも笑顔を作ると雰囲気が変わる

イライラしているとどうしても表情が険しくなってしまいますが、そんな時こそ笑顔です。

人は楽しいから笑うのではなく、笑うと楽しい気持ちになります。
イライラしたときも同じ。

無理にでも笑顔を作ってみるとイライラが落ち着き、クラスの雰囲気も良くなります。

保育士のイライラが伝わると子どもも落ち着かなくなりますので、笑顔でイライラを隠した方が、活動や身の回りのこともスムーズに進みますよ。

「自分は保育士」と頭の中でつぶやく

子どもにイライラしている時には、保育士としての自分を保てなくなっています。
そんな時に「自分は保育士」と頭の中でつぶやいてみましょう。

自分に言い聞かせるように考えると効果的ですよ。
イライラした気持ちがすっと引き、保育士としての自分を取り戻せます。

保育園児の叱り方のコツ

保育園児の叱り方のコツ
子どもを叱るときにはコツがあります。
コツをつかんで叱れば子どもに伝わりやすく、保育士も感情的にならずに済みます。

私が実際にやっている具体的な叱り方を紹介します。

叱り方は子どもの年齢や個人差に合わせる

叱る時にはまず、子どもの年齢や発達を考慮しましょう。

例えば0歳児クラスの子どもが玩具を投げたとします。
その時に「お友達に当たると怪我をしてしまうから投げないでね」と話をしても、子どもには全く伝わりません。
ここでは「危ないから投げません」と伝えた方が効果的。

一方、2歳児クラスで玩具を投げる子どもに注意をしたい時には、「お友達に当たると怪我をしてしまうから投げてはいけない」と理由をしっかりと説明をします。

理由を聞いて理解できる年齢に達しているからです。

年齢だけではなく子どもの発達の度合いも見極める必要があります。

特に0,1,2歳児は発達の個人差が大きい時期。
1人ひとりの子どもが、今どの程度の話を理解できるのかを日頃の保育からつかみ取り、叱る時にも役立てましょう。

長々と叱らず、その場で簡潔に

叱る時は時間が経ってからではなく、必ずその場で。
時間が経ってから叱られても、子どもはなぜ叱られているのかを理解できません。

簡潔に、分かりやすい言葉で伝えることもポイントです。

子どもに分かってもらいたい思いが強いと、長々と話したくなってしまいますがそれは逆効果。
本当に伝えたいことが子どもに伝わりません。

例えば、1歳児クラスの子どもが他の子が使っている玩具が使いたくて、友達を叩いてしまったとします。

そんな時には、「おもちゃが使いたかったんだね。でも、叩かないで貸してって言ってみようね」これだけで十分。

その後に「叩かれると痛いからね。〇〇ちゃんも叩かれると嫌でしょ?」など付け加えたくなりますが、不要です。

「おもちゃを使いたい時には言葉で伝える」という1番大切な部分が子どもの頭からは抜けてしまうからです。

「その場で簡潔に」が叱り方の基本です。

大声は逆効果。真剣な顔で低い声で叱る

叱る時に大声を出す方もいますが、大声を出しても子どもには伝わりません。
「怖かった」という気持ちが残るだけです。

それよりも笑顔を封印し、いつもよりも低い声で感情的にならずに叱った方が効果的。
子どもに分かりやすいようにゆっくりとしたテンポで叱るようにしましょう。

何度でも根気強く伝える

子どもは何度叱られても同じことを繰り返します。

何度も続くと、保育士にとっては「また同じことをして」とイライラが募る原因ともなりますが、同じことを繰り返すからと言って全く伝わっていないわけではありません。

保育士に叱られたことは伝わっている、でも繰り返してしまう。
それが子どもです。

同じことを何度でも繰り返し伝えることで、子どもは徐々に学んでいきます。

子どもに「この前も言ったよね?」は禁句です。
子どもが理解して自分で行動できるようになるまで、何度でも根気強く伝えるようにしましょう。

叱ったことを引きずらない

私は子どもを叱ったあと、絶対に叱ったことを引きずらないようにしています。

子どもが叱れらたことに対して落ち込んでいる時は、膝に抱いてスキンシップをとっています。
他の遊びに誘うなど、その後のフォローも大切なことです。

また、叱るだけでは子どもは伸びません。叱った数の何倍も、子どもの良いところを見つけて褒める。

できるようになったことを一緒に喜び合うという経験が、子どもにとって何よりも大切です。

それでも子どもに対するイライラが収まらない時は

それでも子どもに対するイライラが収まらない時は

子どもにイライラする気持ちを落ち着けるように努力している。
叱る時には冷静に、と自分に言い聞かせている。

それでもイライラが収まらない時は、私は休日にゆっくりと過ごし、心と身体を休めるように心がけていました。

子どもへのイライラの裏には、忙しい保育へのストレスや仕事への不満が隠れています。
不満をなくすには休息が必要です。

それでも解決しない場合には、保育の仕事から一度離れ、事務職など他の業種に転職するという方法も。

一度、保育と子どもから離れ他の業種に就くことで、保育の魅力や子どもの可愛さが再確認できて、やっぱり保育がしたいと思う方も少なくありません。

他の業種に転職をして自分の気持ちと向き合うことも選択肢の1つです。

まとめ

子どもにイライラしてしまって、自分は保育士に向いていないのでは…と悩んだことは私にもありました。

しかし私は自分なりの対処法を身に着け、イライラした気持ちを子どもに見せないように心がけました。
そうするうちに子どもとの良好な関係を築くことができるようになったのです。

長く保育士として働いていると「どんなにキャリアがあって子どもに人気のある保育士でも、必ず子どもにイライラした経験はある」ことがわかってきます。

感情的にならず、子どもの成長のために叱れるようになれば、子どもへイライラすることもなくなりますよ。
叱り方のコツをぜひ参考にしてみてくださいね。

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